やっと咲き始めたさくらを見ながら、夜桜の時間の終わった誰もいない一の坂川を歩く。
桜が咲き始めると、別れの季節がやってくる。
その後に待っている未知の素敵な出会いを想像する前に、親しい人との現実の別れがやってくる。
色々な組織での改編や人事や体制変更etc・・・。
ステップアップする人、家族と共に行く人、違う場を求める人、理由は様々。
『送別会は出て行く人のためではなく、残される人たちのため』
残されるひとも、出て行く人も、それぞれに寂しさや不安があって、でもそんなこと言っててもその別れが無くなるわけでも、寂しさがなくなるわけでもなく新しい生活が始まっていく。
華やかに咲き、去っていく桜の花の下には、それを見送ってなお輝き続けるパンジーが今はひっそりと咲いています。
きっと私はだんだん疎遠になっていくタイプの人間です。
近くにいても、遠くにいても。
だからこそ“今”の時間を大切にしたいんです。