思い出した。

“クレームの処理”で思い出したことがあります。
公的な場所で働くことがあると、クレームを受けることもしばしばあります。今の職場でも「融通がきかんっ!」と言われたり、「何とかしてください」と言われることがあります。
大抵なんとか受け流したり、ひどい時は上に相談することで解決をするのですが、これまでに受けたクレームの中で唯一後悔していることがあります。

それは、2006年に山口県で行われた大行事での出来事。
基本的には事務所で留守番、それこそ開催初日と2日目くらいは鳴り止まないクレームの電話を一人残された事務所で必死に受けていました。(臨時職員ですけど)
「バス停の位置が悪い」「駐車場が分かりにくい」「説明が足りない」etc。直接関係のないことまで、とにかく多かったのです。
そんなある時、お父さんと2人の子どもの3人が紙を持って事務所に入ってきました。
「スタンプラリーしてきたんですけど」って。
そのスタンプラリーはうちの主催ではあったものの、景品(バッヂ)の引き換え所は事務所ではなく、1~2kmくらい離れた場所でした。
「すみません。ここじゃないんですよ」
というと、お父さんから言われました。
「子どもたちにとってはとても大変な距離でスタンプを集めてきたのに、こんな分かりにくいこと書いていてふざけるなっ」
それでも私は謝るしかなく、悲しそうな子どもたちをそのまま見送りました。

なぜそんなことをいつまでも後悔しているかというと、今となってはそこで、事務所にあるバッヂなり、ノベルティなりを差し出すことができなかった自分にとても腹が立つからです。
せっかく一生懸命広い会場を回り、会場から離れた事務所までやってきてくれたのだから、そのくらいの気は利かせるべきだったのです。今考えると、当たり前じゃんって思うくらいの出来事なのに、その時の私には余裕がなく、お父さんのプライドも、子どもたちの心も傷つけてしまい、本当にいけなかったなと思ったのです。
思い出すたびに少し心が痛みます。

最近、「悪かったな」と思うことはいつまでも自分の心の中に罪悪感として残るものなのだなと感じてます。小さい頃に友達と悪ふざけでやっていたあんなことや、物心ついてからのこんなこと…。ふと思い出してしまっては一人凹みます。
誰かに迷惑をかけたり、傷つけたりしたことは特に。
それでも今でも気づかないうちに人を傷つけたりしている進歩のない自分がいたり・・・。そんなことを考えていたらあっという間に年月が過ぎています。
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by floating_t | 2008-10-21 13:50 | おもい